2005年04月06日

『海辺のカフカ』村上春樹(新潮文庫)

おもしろかった。読み終えてわかりやすい形の答えがあるわけではないけれど、終わりに向っていくにつれ、なんとなくストーリーが腑に落ちていく、そういう感じの物語だった。いい意味で深く考えさせられるところがなかったのもよかったと思う。

実は、というほどのものではないけれど、ボクは村上春樹の本をこの『海辺のカフカ』で初めて読んだ。周りに村上春樹の本を持っている人が多かったため、そのうち借りればいいやと思っていたからだ。それに、周りが評価するほど手を出しかねるという、天邪鬼さも多少は影響していたと思う。

なので、今回初めて読んでみて、好きっていう人が多い理由はわかった。確かにおもしろかった。ただ、ペダンチックっていう言葉を知ってる大人や、背伸びしてみたい高校生とかも好きそうだなーという、ちょっと皮肉っぽいことも思ってみたりもした。

文学や哲学、あるいは教養的といったらいいのかな? ともかくそのあたりのカタカナの言葉は、もうずっと前に忘れてるので、いちいち辞書ひかなきゃならないのはメンドウだった。そんな言葉を日常的に使う環境にいないし、覚えていられるほど記憶力もボクにはない。

まあ、単語を切り取って書いているあたりが、ボクの浅はかさという感じがして、結局は皮肉というより知的階級へのルサンチマンなのかも知れない。とりあえず、村上春樹の本はまだこの一冊しか読んでいないし、他のいくつもの本をこれから初読できるということが、幸せであるといいな。

posted by meme_jam at 11:00| Comment(2) | TrackBack(3) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

海辺のカフカ、いいですよね。
この本が村上春樹初の本でしたら
やっぱり「ノルウェイの森」読んでみてください。
何度も読んだ大好きな本です♪

余談ですが、わたしも山田悠介の本、
友達に薦められて3冊も読んでしまいました。
次こそは、次こそは、、、と3冊読みましたが、
全滅です。もう次は確実にありえませんね笑
Posted by あき at 2005年04月07日 07:26
こんにちはー
「ノルウェイの森」は読まなきゃなーと思いつつ、
実家に置いてありながら
天邪鬼さが出てちょっと手が出だせなかった本です。
村上春樹のおもしろさは今回わかったので、
近いうち、ぜひ手をのばしてみようと思います。

それから、山田悠介に関しては
さすがにもう自分で買う気はしませんが、
Aコース(だったかな?)を友達が持ってたので
挑戦してみようかなーと思ってます。
設定だけ聞くと、おもしろそうなんですけどね〜
Posted by meme_jam at 2005年04月09日 07:29
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