2005年03月28日

『大西洋漂流76日間』S・キャラハン(ハヤカワ文庫)

水平線しか見えない大海原にポツンと1人捨て置かれる状況下では、通常、人は3日程度しか生きていられないらしい。食料や飲料の確保や波やサメに襲われる事故以上に、精神的な苦痛が最も厳しいものだという。

本書『大西洋漂流76日間』は、タイトルからもわかるように、76日間ものながきにわたって大西洋を漂流した人物の回想ドキュメンタリー。何隻もの船にふられ、孤独に苛まれながらシイラを友とし、さまざまな知恵をいかして生き抜いたさまは、素直に感動してしまう。

単純な海洋サバイバルとしても読めるし、極限状態の人間の姿としても読める。若干ものたりなさもあるけれど、そこが小説じゃない事実としての文章なのだろうとも思う。また、本書は訳者がうまいのか、変なクセや、とっつきにくさがなかったのもよかった。このようなタイプの本は他にも読んでみたいと思っているので、もし知っている方がいたら教えてください。

posted by meme_jam at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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