2006年01月09日

『4TEEN』石田衣良(新潮文庫)

『4TEEN』は、特異だけど特異じゃない社会の断片を、少年たちの視点から追ったストーリー群といった内容で、物語の王道ともいえる、かけがえのない少年たちのきらびやかな時間を描いた物語。

あらがえない厳しい現実に直面しながらも、大切なものがなんなのかを知っている少年たちの姿や、淡々とした静かに流れるような雰囲気は読んでいて心地好いものだった。

読んでいる途中は、やや掘り下げがたりないというか、最も辛く難しい部分は避けているなーという感じもあったけれど、読んでいて鬱々とするよりも、淡々とした爽やかさが残ってよかったと読み終えたあとは思えた。

こういう少年たちの時間を描いた作品は小説でも映画でもたくさんあるけれど、たとえ似たようになっていても、やっぱり面白さや感動を与えられることが多い。いろいろな作家のこういうものが読みたいなと思う。


posted by meme_jam at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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